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初のはつりじん肺集団訴訟の賠償請求は5億円規模?


はつりじん肺とは、建設現場などでコンクリートを削取るはつり作業に従事したため、肺に障害を持ってしまうことを言います。特別管理産業廃棄物たるアスベスト問題ほど大騒ぎにはなっていませんが、それにしても深刻な事態を招いていることは間違いありません。


そこで労災問題が絡んでくると、因果関係の立証が非常に難しいのかもしれません。


2009年12月18日、毎日新聞が配信した『<はつりじん肺>初の集団訴訟へ 5億円の賠償請求 大阪で』という記事によればその主旨は

『都市部の建設現場でコンクリートなどを削り取る「はつり作業」に従事し、じん肺になった患者15人が、元請の大手ゼネコンなど32社に総額約5億円の損害賠償を求める訴訟を来週にも大阪地裁に起こす。

しかし、はつりじん肺では訴訟での補償例がない。訴訟を通じて被害者の発掘も目指す。訴えを起こすのは、大阪市北区の岡山義昭さん(57)ら大阪府内に住む元はつり職人15人。

いずれも、コンクリートなどに含まれるケイ酸粉じんを吸い込むなどして肺が硬くなるじん肺と合併症を発症し、00年以降に労災認定を受けている。岡山さんらは70年ごろから下請けや孫請けなどのはつり業者に所属。大手ゼネコンなどが元請のマンションや地下街、駅で、解体、建設工事に従事し、ブレーカーと呼ばれる動力工具などで建築物を破砕したり削ったりした。

その際に大量の粉じんを吸引したが、「元請各社はじん肺の危険性の教育や防じんマスク着用の指導を怠った」と主張する。』との事です。

引用元URL:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091218-00000048-mai-soci


年金記録すら残っていない日本の労働状況下でじん肺の危険性の教育や防じんマスク着用の指導を怠った・・・00年以降に労災認定を受けているとは言え、損害賠償レベルまで緻密に証明するのは大変な面もあるでしょう。


粉じんというものは本当に怖い面もあるようですね。今後の工事現場の安全衛生環境維持に今回の事件の教訓を充分に活かしてほしいものです。

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