高円寺の居酒屋火災発生以来、やっぱり雑居ビルはこわいなーという印象がついてしまいました。酔っ払うと感覚が麻痺しますから火事などの危険が迫ってもつい放置してしまうという面もあるのかもしれませんが、、、
そんな中、火災の原因について読売新聞が09年11月28日配信の「居酒屋火災、火のついた焼き鳥落ち油に引火? 」という記事にて言及しています。
記事によれば「4人が死亡、12人が負傷した東京・高円寺の居酒屋「石狩亭」の火災で、火元の調理場にあったガス式焼き鳥器の下部に組み込まれたトレーに、大量の油が浮いていたことがわかった。
警視庁は、焼き鳥の肉片が火のついたまま、トレーに落ち、この油に引火して炎が燃え上がったとみて調べている。店内の奥にある座敷近くの非常口付近には掃除機や段ボールが無造作に置かれており、避難の妨げになった可能性も浮上。店の前にある献花台には28日朝も、犠牲者を悼む人の姿が見られた。
◆トレーの油 石狩亭で火災が発生したのは、22日午前9時10分頃。その直前、同店の調理場では、犠牲者の一人で従業員の黒河裕介さん(43)が、焼き鳥をガス式の焼き鳥器で焼いていた。 この焼き鳥器は耐熱ガラスをガスの炎で加熱し、金網の上の焼き鳥を焼く仕組み。このトレーに水が十分入っていれば出火の危険はないことから、同庁で当時の使用状況が適切だったか調べている。焼き鳥器の炎が、壁やダクト、のれんの油に瞬く間に引火し、天井の布を通じて店内に広がったとみられている。
◆見えにくい非常口その前には、視界から非常口を遮るように高さ約1メートルのついたてや棚もあり、店内にいた約30人の中で、非常口を使って脱出した人は確認されていない。同庁は、店の安全管理体制について関係者から事情を聞いている。」と書かれています。
引用元:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091128-00000554-yom-soci
今後、この事件を機にまたまた消防法が厳格化されてくるでしょう。また夜間営業などへの規制も入ってくるかもしれません。
いつの時代も火事は完全にはなくならないとは思いますが、やはりある程度の規制が必要になるケースもあるのではないでしょうか
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